導入システム『BTrex 連結会計』
株式会社ナレルグループ様は傘下の株式会社ワールドコーポレーション、株式会社ATJC、株式会社コントラフトの株式を保有・管理する純粋持株会社です。(以下、ワールドコーポレーション、ATJC、コントラフト)
建設業に特化した派遣事業を主軸とするワールドコーポレーション、IT業界に特化した派遣事業を主軸とするATJCに加え2021年10月にはコントラフトを設立し事業を拡大しています。
国際会計基準を適用し、2023年7月には東京証券取引所グロース市場に上場しました。
株式会社ナレルグループ様にお話しをお聞きする機会をいただきました。
難解なExcelが引継ぎを困難にしていた
ビジネストラスト:
貴社は単体財務会計システムのリプレイスとあわせて連結システムを検討されました。
ナレルグループ 経理ご担当者 K様:
当時は連結決算をExcelでやっていましたが、メンテナンスが煩雑なことに加えて担当者が限定されるため引継ぎを困難としていました。またナレルグループとワールドコーポレーション、ATJCはそれぞれ別の会計システムを使用しており運用・コスト面で問題となっていました。そこで連結決算のシステム化とグループ統一会計システムの導入を同時に検討することにしました。
ビジネストラスト:
貴社はグループ統一会計システムとして勘定奉行を採用されました。
ご担当者 K様:
当社グループの大きなウェイトを占めるワールドコーポレーションが勘定奉行を使用していたことに加えてBTrex連結会計(以下、BTrex)との親和性が高かったのが採用の決め手です。
ご担当者 S様:
主にATJCの経理を担当していますが、従来の会計システムから勘定奉行へ移行したことで業務効率は格段と上がりました。
BTrexは必要不可欠なソフトとなった
ビジネストラスト:
ExcelからBTrexへ移行する際に貴社のExcelを拝見しましたが、多くのシート・関数から構成されておりました。あのExcelを使いこなすのは大変だったのではないでしょうか?
ご担当者 K様:
連結決算に使用していたExcelは会計事務所の協力も頂き作成・使用してきたものです。担当が変わるにつれてExcelの読解が困難になり、メンテナンスを出来る人員が限られていきました。
また、連結決算数値を作成する過程で合計残高試算表を出力・貼り付け、推移表では前月分をずらして・・など多くの作業に手が介入していました。
連結キャッシュ・フロー計算書の作成を大幅に短縮
ご担当者 S様:
イレギュラーなことが無い限り、マニュアルで補正することなく連結キャッシュ・フロー計算書を作成できてしまいます。
ご担当者 K様:
システム移行時に作成方法をスムーズに切り替えることができたことで、導入負荷も少なく済みました。
勘定科目の整理もビジネストラストが支援
ビジネストラスト:
BTrexの導入時に勘定科目等を整理されましたね。
ご担当者 W様:
はい、連結決算を見据えて極力手作業が介入しないようにすることが一番の目的でした。ビジネストラスト様よりアドバイスを頂きながら、連結決算を見据えた勘定科目と仕訳処理方針へ整理しました。勘定奉行の補助・取引先コードの運用を徹底し、勘定科目も見直すことで現在では連結決算に必要となる情報はインポートプラス(DB連携ツール)を使用しワンボタンで全社取得することが可能になりました。
ご担当者 K様:
中間システムを介すことなく連携ができるので、仕組みがシンプルで理解し易いです。
短期間導入・導入後も安定稼働
記載情報は取材時(2022年2月)におけるものであり、閲覧される時点で変更されている可能性がございます。
予めご了承ください。