導入システム『BTrex 連結会計』
イノテック株式会社様は、先端技術に挑戦し続ける「パイオニア」として、エレクトロニクスビジネスを通じて、人々の生活を豊かで快適なのものにし、「未来社会に貢献」するなどの経営理念のもと、半導体の設計や検査及び電子機器に係る製商品の開発、販売及びサービスの提供を主軸とした事業を国内外で展開されております。
イノテック 経理ご担当者様:
STAr社傘下にも子会社(イノテック様の孫会社様)があります。STAr社を子会社化することで、その傘下の子会社も同時に連結グループに含まれることになりました。
ビジネストラスト:
子会社数も急速に増加し、組織再編対応も大変かと思います。
イノテック 経理ご担当者様:
子会社の増加のほか、子会社の持分比率が変動することが多々あります。資本連結仕訳などもBTrexで自動生成しています。
在外子会社の換算やグループ内取引の相殺、未実現利益の消去など一通りの計算をBTrexで行っています。
資本連結も含め検算用の資料を作成し、BTrexが算出した数値を検証できるようにしているものの、適正な金額を算出したうえで仕訳発行がなされており非常に助かっております。
イノテック 経理ご担当者様:
子会社の報告を受けてから、月次では2営業日前後で連結財務諸表を作り上げています。
四半期は検証作業等をより細かに実施していますが、子会社報告後6営業日前後で作り上げることができます。当社は有価証券報告書(四半期報告書含む)の大半を経理で作成しており、各自が限られた時間内で決算数値の作成と開示業務を迅速・正確に行わなくてはなりません。
実質3名ほどの人員で20社からなる連結数値の作成と開示を行うことが出来るのも、BTrexの自動処理の精度が非常に高いためだと思います。おかげで我々経理は検証・分析に多くの時間を割くことができます。
ビジネストラスト:
月次の連結決算はいつ頃から実施されているのでしょうか?
イノテック 経理ご担当者様:
私が連結決算業務に携わったときは月次の連結決算はExcelで行っておりました。BTrexで月次を行うようになったのは7年前です。
以前は決算時に夜遅くまで残って作業を実施していることが多々あり、C/F計算書の作成時期と重なると深夜にまで作業が及びました。BTrexの稼働領域を月次にまで拡張させることで月次決算の効率化・早期化が図られました。
■ プライム市場も見据え、更なる効率化を図る
ビジネストラスト:
今後のどのような点を課題とされていますか?
イノテック 経理ご担当者様:
大きく2点あります。
現在は当社の連結決算担当で処理を完結させていますが、情報収集の強化という観点からも子会社に直接BTrexへ入力する仕組みを検討していかなくてはなりません。
もう1つ、当社は2022年4月からプライム市場に移行します。
英文開示の対応などを含め業務量の増加が予想されますので、決算作業の更なる効率化を進める必要があります。貴社にもシステム面を中心にサポートをお願いできればと思います。
ビジネストラスト:
承知しました。こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
本日は有り難うございました。