四大監査法人の変遷 | ビジネストラスト

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四大監査法人の変遷

新日本有限責任監査法人(E&Y)【1,024】、有限責任監査法人トーマツ(DTT)【969】、有限責任あずさ監査法人(KPMG)【754】、あらた監査法人(PwC)【104】の四大監査法人の歴史(変遷)について余談無しでまとめました。
【 】内の数値は、2015年3月時点の金商法監査クライアント数

■新日本有限責任監査法人(E&Y)【1,024】
[元] 太田昭和監査法人(E&Y:アーンスト・アンド・ヤング)
2000年 センチュリー(KPMG)と統合
2001年 新日本監査法人に改称
※当時の新日本監査法人は、E&YとKPMGのダブルファーム状態
2003年 KPMG部門が独立してあずさ監査法人を設立
2007年 みすず監査法人(元PwC)からクライアント受け入れ
2008年 新日本有限責任監査法人となる
[C]アーンスト・アンド・ヤング・アドバイサリー(株)
[税]新日本アーンスト・アンド・ヤング税理士法人

■有限責任監査法人トーマツ(DTT)【969】
[元] 監査法人トーマツ(DTT:デロイトトウシュトーマツ)
2009年 有限責任監査法人トーマツとなる
[C]アビームコンサルティング(株)
[税]税理士法人トーマツ

■有限責任あずさ監査法人(KPMG)【754】
[元] センチュリー監査法人(KPMG)
[元] 朝日監査法人(AA:アーサーアンダーセン)・・・AA関連情報には先頭に「*」を付す
2000年 太田昭和(E&Y)とセンチュリー(KPMG)が統合して新日本監査法人となる
*2002年 エンロン事件によりAA解散、朝日監査法人は翌年KPMGのメンバーファームに加入
※AAのコンサル部門は、アクセンチュア(株)として独立後であったため現存できている
2003年 新日本監査法人のKPMG部門が独立してあずさ監査法人を設立
2004年 朝日監査法人(元AA)と合併(あずさ監査法人の名が残る)
[C](株)KPMG FAS
[税]KPMG税理士法人

■あらた監査法人(PwC)【104】
[元] 中央監査法人(C&L:クーパース・アンド・ライブランド)
[元] 青山監査法人(Pw:プライスウォーターハウス)
2000年 中央監査法人(C&L)と青山監査法人(Pw)が合併して中央青山監査法人(PwC)が発足
2006年 一連の不祥事を受けてみすず監査法人に改称
※翌2007年にみすず監査法人解散
2006年 PwCが日本法人としてあらた監査法人(PwC)を設立
※旧青山監査法人メンバーが中心
2007年 みすず監査法人からクライアント受け入れ
[C]プライスウォーターハウスクーパース(株)
[税]税理士法人プライスウォーターハウスクーパース

<記号の説明>
[元]は、6大監査法人時代の母体監査法人
[C]は、コンサルティング会社
[税]は、税理士法人

<参考:昔の8大会計事務所 ・・・ 6大会計事務所 ・・・ 現在(略称)>
・アーサーアンダーセン ・・・ アーサーアンダーセン ・・・ 解散
・アーサーヤング ・・・ アーンスト&ヤング(E&Y) ・・・ E&Y
・アーンスト&ウィニー ・・・ アーンスト&ヤング(E&Y) ・・・ E&Y
・プライスウォーターハウス ・・・ プライスウォーターハウス ・・・ PwC
・クーパース&ライブランド ・・・ クーパース&ライブランド ・・・ PwC
・デロイト・ハスキン&セルズ ・・・ デロイトトウシュトーマツ(DTT) ・・・ DTT
・トウシュ・ロス ・・・ デロイトトウシュトーマツ(DTT) ・・・ DTT
・ピートマーウィック ・・・ KPMG ・・・ KPMG

~ 最後に ~
筆者自身、大手監査法人の出身ではあるものの、よく間違えそうになってしまいます。
同じ思いの方も多いのでは?と思い、今回はわかり易くまとめてみました。
わからなくなったらこちらのページをご参照下さい。

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