請求業務のデジタル化について | 連結会計システムのことならビジネストラスト

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会計コラム

請求業務のデジタル化

「Peppol(ペポル)」実は、自身、初めて聞く言葉でした。

昨年12月14日、電子インボイス推進協議会は、2023年10月開始予定のインボイス(適格請求書保存方式)の電子標準規格として「Peppol(ペポル)」を選定したと発表しました。
国と民間が一体となり、業務プロセスのデジタル化を推進し、日本企業の競争力を強化していく第一歩となるものであり、特に企業の受発注や決裁などを自動化するデジタル改革は、より具現化していくものと思われます。

Peppolは、文書仕様やネットワーク、運用ルールなどに関する包括的な国際標準規格で、既に欧州を中心に採用されているようで、近い将来、アジアも含めた欧州域外での利用が急激に進むことが想定され、いわゆるグローバルスタンダードになる可能性が高いといえそうです。

ところで、現況、各企業で請求業務をシステム化する際、必ず以下の点を意識します。
・自社オリジナル請求書式への適合
・相手方(出し手or受け手)のシステム利用承諾(特にデジタル化の可否)
・自社監査対応上の書類具備要件とのマッチング
・社内内部統制(承認フロー等)との整合
・周辺システムとの連動可否

弊社においても、これらの要件に適合できるシステムをお客様にご提案すべく腐心していているところではありますが、今後、電子インボイスの仕様標準化の推進は、上記諸要素に対する意識を、より共通化、標準化していくものであり、ひいては、企業の生産性向上を実現させ、社会全体の効率を向上させることを期待しうるものといえそうです。
と論じている傍ら、弊社からのシステム提案も、差別化できる訴求力を持った内容でお客様に提案していかないと相手にされない・・・ということを肝に銘じ、取り組んでいくべしと実感するところです。

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